まず、以前は毎日オープンしていましたが、現在は水曜日~日曜日のみで、月曜と火曜は休館しています。開館時間は、下記の専用枠を除いて10:00~17:00です。
■毎木曜日の10:00~11:00は、高齢者など感染の危険性が高い方々専用
■毎月、最後の日曜日の10:00~12:00は、会員専用
美術館でのチケット販売は行われておらず、前日の13:00までにウエブサイト(www.mfa.org)か電話で購入しなくてはなりません。希望する訪問日に加えて入館時間(10:00~11:00等、1時間枠)を選び、6枚まで入手できます。ソールドアウトになる事も多い様なので、ぎりぎりまで待たず、早めに購入される事をお勧めします。ちなみに、今は10月分を販売していて、11月分は10月20日に販売開始となる予定です。
美術館の一般入場口は2つありますが、現在はHuntington Ave.側にある正面玄関のみが開いています(注)。入館前に健康確認として下記の質問を聞かれ、更に感染者が発生した時に連絡を取れる様、氏名と電話番号も聞かれました。
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最近、Covid-19のテストで陽性結果が出たか
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テストを受けて結果待ちか
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自主隔離する様に指示(依頼)されたか
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悪寒、咳、息切れはしていないか
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鼻水が出たり、味覚&嗅覚を失っていないか
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嘔吐、下痢、吐き気、風邪やインフルエンザの症状がないか
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華氏100度(摂氏37.8度)以上の熱が無いか ➜検温はされませんでした。
(注)正面玄関はバリアフリーですが、平坦な出入り口を必要とされるお客様には、Museum Road側のLinde Family Entranceをご利用いただけます。
これらの手続きを終えて中に入り、チケットを係員に提示して入館です!
入館者を歓迎する看板とハンド・サニタイザー。左側には注意書きがあります。拡大写真はこちら。
➡
マスク着用、
ソーシャル・ディスタンス、
手洗い&ハンド・サニタイザーの使用、
鑑賞ルート、
美術館アプリについて、
の注意書き
館内の見学は、一方通行で進む様にルートが決められていました。残念ながら開いているギャラリーは限られていて、現時点ではアメリカン・ギャラリーと、特別展示である「Women Take the Floor 」、「Black Histories, Black Futures」、そして、見学ルート上に展示されているヨーロッパ絵画を少し鑑賞できるのみです。
普段は、見どころツアーでお客様にご案内するヨーロッパ(印象派など)や日本美術をどうしても見て回ってしまうのですが、今回は久しぶりにアメリカの絵画を鑑賞できる良い機会となりました。他のギャラリーについては順次オープンしていく予定だそうで、日本のお客様にお戻りいただく頃には全館オープンになっている事を願いますが、アメリカン・ギャラリーのみでもJohn Singleton Copley、John Singer Sargent、Mary Cassatt、Winslow Homerなど素晴らしい作品が展示されています。
弊社が訪問したのが平日だったせいもあるのかもしれませんが、館内は大変静かで空いており、安心して鑑賞出来ました。ギフトショップも同様に空いていました。
前述したとおり入館時間は指定しなくてはならないのですが、滞在時間に制限はありません。心ゆくまで鑑賞していただく事が可能です。ただし、いったん外に出てしまうと再入場は出来ませんので、その点はご注意ください。
美術館に滞在中、あちらこちらでコロナウイルスに対する美術館の対応が確認できました。最後にまとめてご案内をさせていただきます。
まず、各ギャラリーの出入り口には、定員数がきちんと提示されていました。訪問者にも係員にも安全の基準が分かり易くなっています。
定員数を示すステッカー。当然ながらギャラリーの大きさによって変わってきます。
そして、エレベーターにも安全への配慮が見て取れました。館内のエレベーターを全て確認出来た訳ではありませんが、弊社が見た限り、定員は2名に限定されていました。エレベーター内のボタンは抗菌、殺菌作用のあるものに代わっていて、ハンド・サニタイザーも設置されています。
ドアの取っ手にも、抗菌、殺菌作用のあるテープが張られていました。(とはいえ、油断大敵ですので、館内に設置されているハンド・サニタイザーもご併用ください。)
ようやく日常を少し取り戻せた感がありますが、今後、感染者数の増加によって開館時間やポリシーが変わる可能性もありますので、最新情報は美術館のウエブサイト(www.mfa.org)でご確認ください。